ボイトレを受けたことがある人であれば、“鼻腔共鳴”という言葉を聞いたことがあるかもしれませ ん。
その中で「歌の基本は鼻腔共鳴」、「鼻腔共鳴ができるようになると喉の力みがなくなる」と習ったことがあるかもしれません。
当教室にお越しになる生徒様の中には、
🔷鼻腔共鳴を練習したけれど、高音の悩みが解決しない
🔷鼻腔共鳴をしていても歌いにくさを払拭できない
🔷鼻腔共鳴で歌っていても、欲しい 声色にならない
と言う悩みを抱え、門を叩いてくださる方がとても多いのです。
ではなぜ、鼻腔共鳴で「高音」や「響き」の悩みが解消できないのか、どうして、高音域を歌おうとしたりクリアで癖のない声を欲した時に、鼻腔共鳴で解決できないのはなぜでしょうか?
それは、発声の基礎が構築されていないからだと考えられます。
Vocal Studio 802 では、鼻腔共鳴は「発声の基礎」ではなく「歌唱法」であるとお伝えしていま す。
鼻腔共鳴の🔸メリットとして、響きを鼻腔に集めることで喉の力みを回避できたり、まろやかな響きを作れることが挙げられます。また、日本語そのものが鼻にかかる言語のため、鼻腔共鳴との親和性が高く、感覚を掴みやすいこともあるでしょう。
🔷デメリットとしては、高音発声に必要な筋力を備えるのには適していない、つまり高音発声の根本解決にならないこと。もう一つは、鼻に響きを集める方法の為、音色が1種類しか選べないことが挙げられます。
当教室では、世界基準のボイストレーニングメソッド「REBELTING発声法」を用いて、レッスン初期に発声の基礎を徹底的に築き上げ、発声に必要な筋力を身につけ不要な力みを取り除きます。 また、自分の精神と声を統合していくことで「自分自身の声」を磨き、鼻腔共鳴はもちろん、ミッ クスボイスや裏声へと自由にアクセスしていくための土台を整えます。
この土台となるのが、ベルティングボイスです。