皆さんこんにちは!
Vocal studio 802 代表 Yukinoです。
私は常々「上手く歌おうとしないこと!」とお伝えしています。
こんなお話をすると、
「いやいや、上手くなりたくてボイトレ通ってるんでしょ!」
と反論が出てきそうな気もしますが、
どうぞ最後までお付き合いください。
声って、意識だけでは変えられないんです。
生命維持や感情といった「無意識」にほぼ支配されています。
意識的に変えられるのは10%程度、
残り90%は無意識の領域、と言われています。
これはよくある話ですが、
歌手本人が、
「今日はよく声が出て、上手く歌えたな〜!」
と思う時って、お客さんからの反応がさほど良くなかったりするのに、
「今日は喉が本調子じゃなかったけど、とにかく必死で歌ったなぁ…」
と思う時ほど、
「感動した」「涙が止まらなくなった」「圧倒された」
という感想をもらって、なんだか実感が湧かない。
皆さんもそういった経験があるんじゃないかと思います。
ここからわかるのは、
テクニックや意識でコントロールされた声は
相手の心に届かない、ということなんですよね。
テクニックや意識というのは、心の表面。
反射や感情という無意識というのは、もっと内側。
良くも悪くも、声は心の全てを映し出します。
「上手く歌おう」とすれば「上手く歌おうとしてる声」
として聴こえてくるし、
「ただ情景を浮かべて歌う」時には、
「情景」が聴こえてくるんです。
また、歌には「歌詞」として言葉がありますが、
これは、お喋りの延長です。
「歌詞」は「言葉」ですね。
「言葉」は、心を伝えるツールであり、
どの「言葉」を選ぶかは、「意識」でコントロールできます。
例えば、
「愛してる〜♪」と歌いながら、
「ここはダイナミックに歌わねば!」と思ってると、
言葉と思いにギャップが生じて、
そのギャップは声に全て反映されるんです。
日常生活でも同じで、
「愛してるよ」と言いながら、
「お腹すいたなぁ」と考えている時は、
その声が虚しく聴こえてきたり、
本心でないことを感じ取ってしまうもの。
歌手にとって「上手く歌おう」の意識というのは、
雑音として声に反映されるんです。
でも、みんな「上手く」歌いたい。
そのためにボイトレでできることは何なのか?
私のボイトレでは、
イメージや感情を、意識的に思い出してもらうことで
意識と無意識を統合していきます。
驚いた時って、喉に力みなく、よく通る高い声が出たりしますよね。
そういった「無意識反応」を意識的に利用することで、
「上手く歌おう」とせずに上手く歌うことができるようにトレーニングするんです。
今日はなんだか難しい話になってしまいましたが、
体感してもらうと、「あーこう言うことね!」
と思ってもらえると思います。
文章にすると難しくなってしまうんですが、
実際のトレーニングは難しくありません。
だからたった1回の体験レッスンで、今まで不可能だと思っていた
ベルティングボイスが鳴らせたりするわけです。
9/24(土)の無料ウェブセミナーでは、実践もしていただくので、
その辺りのことも、より感覚的に理解してもらえると思います。
「なんかよくわかんない!」と言う方こそ是非ご参加ください。
お申し込みは、こちらからどうぞ。
詳しく知りたい方は下記レターも読んでくださいね。
ではでは皆さん、
今日も良い1日を!