こんにちは!
Vocal Studio 802 代表 Yukinoです。
今日は、Vocal Studio 802のレッスンがどんなものなのかをお話ししますね。
簡単に言うと、赤ちゃんから大人への成長過程に沿って声を育て直す、という感じです。
赤ちゃんて、お腹空いたとか、ウンチしたとか、なんかイヤとか、とにかく不快だとギャーギャー泣きますよね。
そして、可笑しければキャッキャと笑う。
声と感情が完全一致してる。
動物と同じ。
幼児になると少し言葉を覚えるけれど、それでもやっぱり、感情の赴くままに声を出す。幼稚園の横を通ると子供たちが楽しく大声で叫ぶのが聴こえるし、デパートのおもちゃ売場に行けば買ってもらえないと怒って怒鳴るのが聴こえる(最近は見ない光景ですかね?笑)。
とにかく我儘放題に声を出す。
これは、子供のうちにやるべきことのひとつだと思っています。
レッスンでは、最初にこれを徹底してやります。感情を解放し声を出すことで、自分の声を取り戻すと同時に、地声で高音を鳴らすことが、いかに簡単かに気づいてもらう。
うわーーーーーっと、感情的な声をあげる。
自然な自分に還っていく。
そんな自分と自分の声を許可する作業。
人って、幼少期に、自由に自分らしく振る舞うことで自分という土台を作る。土台がないと、社会の中で、自分を見失ってバランスが取れなくなる。これ、声もまったく同じなんです。
感情的で子供っぽくて汚い声を出していくことで、その人が持つ自然な本来の声で、発声の土台を整える。声の軸を持つ。
最初にそういう声を出すので、自分の大きな声に驚いたり、「こんな声で歌いたいわけじゃないんだよね」って思うこともあるかもしれませんが、一番最初の土台作りですので、しっかり赤ちゃんに戻って声を出してほしい。
土台、軸がないと、地声と裏声が混ざり合う声や、ちょっと高い音域といったところでバランスを保てない。本来の自分、純度100%の自分に立ち返る。そこが土台だと、頭と身体で知る、歌う。それが全ての始まりです。
それでは皆さん、本日も良い1日を!