皆さんこんにちは!
Vocal Studio 代表講師の井田幸乃です!
さて、マインドとかメンタルとか言うと、胡散臭いと思われるのはなぜでしょう。昨日も体験レッスンに来てくださった方と少しそんな話をしました。
その方は、レッスンの前に電話をくださり、教室についてご質問をされる中で、「教室の強みを教えていただけませんか」と聞いてくださったのです。
私は、いただいた電話で長くなるのも申し訳なく、
「身体の使い方以上にマインド面にフォーカスすることで短期間での歌唱力向上を実現しています」
と答えました。すると電話の向こうで、「マ、マインド…?(苦笑)」という声が。確かに、文面だけ見ても、なんか怪しい感じしますね…笑
体験レッスンを受けていただいた結果、その意味を理解してくださいましたので結果オーライなのですが。
そんなわけで、人が「マインド」という言葉に怪しさや胡散臭さを感じる理由を改めて考えてみました。
人の情報判断は、視覚が87%だそうです。ほとんど視覚。
見えないもの=存在しないものと無意識に考えている人はとても多いです。
見えないものは信じられないし、抽象的だと感じることもあるでしょう。
毎日自分の感情と共に生きて、誰かの感情に触れているのに、目に見えないだけでその存在が信じられないのは、視覚情報に頼る割合がそれだけ多いことが考えられます。
脳科学と言うともう少し科学的で受け入れやすいのかもしれませんね。現に、理論好きな人には脳の仕組みから説明を始めるとすごく納得してもらえます。
ボイストレーニングについて調べると、YouTubeでもブログの記事でも、声帯や声帯を動かす筋肉、呼吸筋など、筋肉について詳しく説明されているスクールや先生が人気があるように思います。やはり目に見える科学的なものとして、信じられるし説得力がありますよね。(そして身体や筋肉について知ることはとても大事です!
でも忘れないで欲しいのは、呼気を送り声帯を鳴らすのは筋肉だけど、その筋肉を動かすのは私たちの心です。意識的にコントロールし難い、生存本能も含めての心です。
生活の中でも歌でも、心と声が分離された時に、そのギャップを埋めるべく身体に負荷がかかります。ストレスで声が出なくなる心因性失声症が分かりやすい例ですし、発声理論通りに練習してるのになかなか上達しない、楽に歌えるようにならないのも同じことです。
というわけで、マインドは怪しくないどころか一番大事だよ!
というお話でした。
雨が続きますが、テンション上げてワーッと歌うのもよし!
雨の歌をまったり歌うのもまたよし!
心と声をつなげて!
ではでは、良い1日を!