• 『声心体一致のボイストレーニング。 ベルティングボイス&ミックスボイス習得で自分らしく自由な歌声を!』

    皆さんこんばんは
    Vocal Studio 802の井田幸乃です。

    今日は、発声を整えるのに必要なことをお伝えしたいと思います。

    身体の使い方や喉の構造を知ることも大事。
    理論的に正しい方法での発声練習も大事。

    ですが、一番大事なことは、「マインド」です。

    声帯やその周辺の筋肉について可視化できるようになった現在では、医学的知識やメソッドを持ったボイストレーナーも増えましたし、戦略的に歌唱力を上げられるような時代になったと思います。

    しかしながら、その筋肉を動かすのはマインド。
    脳なんです。

    喉の筋肉は、半随意筋(意図的に動かしにくい筋肉)と言われています。自分の意思で動かせる随意筋(指とか足)と、自分の意思と関係なく動いている不随意筋(心臓や胃腸の筋肉)がありますが、喉はその間の半随意筋。

    脳は3層構造になっていて、一番内側が「爬虫類の脳(反射、潜在意識)」、その外側が「哺乳類の脳(情動)」、そして一番外側が「人間の脳(理性)」。そして脳のウエイトの大半を占めるのが、爬虫類の脳&哺乳類の脳なんです。要は、理性より本能の割合が大きいわけです。

    喉は半随意筋であることから、反射や情動の脳が主に作用していることが伺えます。

    一生懸命歌おうとしても苦しくて出ないような立派な高音が、
    びっくりした時とか、ピンチの時に、「わー!」とか「きゃー」って、自然に出ちゃうことありますよね。生存の為に、無意識に脳が働いて身体(喉)が反応している状態。

    逆にいくら練習したり勉強しても上手くならないのは、そんな動物的な声の性質を無視して、理論や理屈、誰かに教わったことでどうにかしようとするから。

    いろんなシチュエーションをイメージしたり感情を思い出したりするワークを取り入れ、心と声を繋げていくというマインドへのアプローチを行うだけで、今まで全然出せなかった声が出せるようになるということが起こるのは、そんな理由があるからなんです。

    Vocal Studio 802でも、ベルティングボイスやミックスボイスといったあらゆる発声を整える際にマインドワークを取り入れており、短期間での習得を実現させています。いえ、習得というよりは、元々持っている声を引き出しているだけなのです。

    ではでは、おやすみなさい。